No.53822の判例

一、民法第五五七条第一項にいう「契約ノ履行ニ著手」した場合にあたるとされた事例
二、解約手附の授受された売買契約の履行に着手した当事者からの解除の許否

一、解約手附の授受された第三者所有の不動産の売買契約において、売主が、右不動産を買主に譲渡する前提として、当該不動産につき所有権を取得し、かつ、自己名義の所有権取得登記を得た場合には、民法五五七条第一項にいう「契約ノ履行ニ著手」したときにあたるものと解するのを相当する。
二、解約手附の授受された売買契約において、当事者の一方は、自ら履行に着手した場合でも、相手方が履行に着手するまでは、民法第五五七条第一項に定める解除権を行使することができるものと解するのを相当とする。

日付:1965-11-24

参照民法:557条

関連する試験問題:2009年問題10の選択肢2

リンク:最高裁判例